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マイペンライがモットーです
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 今日、松岡農林水産大臣が自殺しました。
 ZARDの坂井泉も、自殺かどうかは不明ですが、転落死したと報じられました。


 2007年5月28日は、そんなショッキングな一日でしたが、自殺というのはもはや珍しいことではなくなりました。極めて身近にある、ごくごく普通の死の一形態です。

 私の身近なところでも、ゴールデンウィーク明けに、職場に常駐していたベンダーのSEが失踪しました。
 単身赴任だった彼は、地元に妻子を残したまま、忽然と姿を消してしまいました。
 あまりにも唐突なことで、当然最悪の事態もアタマをよぎっていたのですが、「きっと女でもつくってどっかで新しい生活送ってるよ」って思うことにしていました。

 しかし先週、彼が変わり果てた姿で発見されたとの連絡がありました。
 ある程度予想していたこととは言え、しばらく私は仕事が手につかないほど、ショックを受けてしまいました。

 彼は極めて優秀でマジメで正義感の強いSEで、私たちクライアントにとってはとても頼りになる存在でした。
 あくまでクライアントの立場に立ってくれ、自社の上司にもガンガン意見してくれるようなSEでした。

 そんな生真面目で正義感の強い彼だからこそ、追い詰められてしまったのか。
 もしかして、彼をそこまで追い詰めてしまったのは、私たちなのではないか。

 そう思うと、辛くて仕方がなくなってしまいます。

 30代で仕事ができ、妻子もある、エネルギッシュな男が、どうして死ななくてはいけないのか。

 働き盛りの男たちが鬱になり、死んでいく。
 こんな異常な社会は、世界にも類を見ないのじゃないかと思います。

 日本という国はいったいどこに向かおうとしているのでしょう。
 美しい、美しくないという基準って、国づくりに必要なものなのでしょうか。
 そんなことよりも、普通にマジメに生きる庶民が、幸せを感じて生きて死んでいける社会をつくることのほうがずっと大切に思えます。

 政治家や官僚たちは、日本社会の異常さに対する危機意識があまりに希薄なんじゃないかと思えてなりません。
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