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マイペンライがモットーです
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~2003年 香港映画 テレビ録画にて観賞~

インファナル・アフェア3部作の最終章。今作ではⅡと異なり、一作目と同様トニー・レオンとアンディ・ラウが出演。その点はうれしかったのですが、作品としては少々不満が。

まず、とにかく話がわかりにくい。過去と現在を自由奔放に行ったり来たりして描き、その上ラウの妄想シーンまで入ってくるので、何が何だかわかりゃしません。

初見では、酒を飲みながら深夜観たところ、あまりに話についていけず、あえなく寝落ち。
気を取り直して数日後、酒の代わりにコーヒー片手に最初から観直したところ、ようやくストーリーを理解できましたが、それでもストーリーを理解するのに手一杯で、展開を楽しむ余裕はあまりありません。

1作目を観て数日しか経っていない私でコレなのですから、1作目を観て数年経ってからコレ観るような人は、まるっきりついていけないのでは。ちょっと観客に不親切すぎるつくりだと思いました。

それから、今回のストーリーはヤンを殺害して以降のラウの苦しみが描かれているのですが、そもそもそんな話が楽しかろうはずもありません。無間地獄をテーマにしたこの作品において、ここでラウの苦しみを掘り下げて描くのは必要だったのかもしれませんが。

ただ、ラウの苦悩を掘り下げて描くにしても、保身のために更に罪を犯し、発狂していくような姿を描くよりは、何とか人並みの幸せを手に入れよう、普通の生き方をしよう、としても、それが叶わない姿を描いてくれたほうが、ラウが何度も吐く「善人になりたい」というセリフに説得力を持たせることができたのじゃないかな、と思います。

厳しい言葉になってしまいますが、この3作目は1作目を補完するような映画であるにも関わらず、むしろ1作目の濃厚で緊迫感溢れる世界を損なってしまっているような気がしてなりません。
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