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マイペンライがモットーです
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~1999年 日本映画 テレビ録画にて観賞~

北野武が描くホノボノ系ロードムービー。2000年頃に初めて見た際には結構辛い評価をつけましたが、今回改めて観てみると、それなりに楽しめるモノでした。

前回は、主人公の少年マサオの固い演技が気になって仕方が無かったのですが、今回はコレはコレでありかなと思えました。むしろ演技が上手い美少年の子役なんかが素晴らしい演技を見せてくれるより、この素人くさくてドン臭くてシャイな雰囲気こそいいかな、と。

ビートたけし演じる菊次郎のダメオヤジっぷりも、前回は許容の範囲外でしたが、今回は愛らしく思えてしまいました。独身だった20代の頃と、子どもを持つようになった30代という、自分の変化によるものなのかもしれませんね。

ホノボノとしたロードムービーとして楽しく観れはしましたが、でもやっぱりちょっと悪ふざけがすぎるなあと感じてしまいました。後半、菊次郎がマサオを何とか慰めてやろうとするシーンが延々と続くわけですが、井出らっきょやグレート義太夫らとビートたけしが絡んでしまうと、どうしてもたけし軍団をイジって遊んでるビートたけしにしか見えませんでした。

この映画、カンヌでは賞は取れなかったものの観客からは絶賛されたとのこと。たけし軍団のことを知らないで真っ白なアタマで見れば、悪ふざけだとは感じないのかもしれませんね。
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