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マイペンライがモットーです
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~2002年 香港映画 テレビ録画にて観賞~

香港ノワール、つまり香港の闇社会を題材にした映画の代表作とされる作品。噂に違わず、素晴らしい作品でした。
全編に流れる退廃感と寂寥感にはグッときてしまいます。

それを支えていたのが、トニー・レオン。今さらながら、この人は素晴らしい役者ですね。人生に醒めているように見せながら、その実、孤独と恐怖に追い詰められ、苦悩のどん底にある潜入捜査官ヤンを、見事に演じています。

残念だったのは、そのヤンと、アンディ・ラウ演じる潜入マフィア(?)ラウの、若き日の回想シーンに出てくる役者が別人だということ。30年前、40年前と言うなら話は別ですが、10年前のシーンなんだから、別人だとちょっと白けてしまいます。ラウのほうは、アンディ・ラウとエディソン・チャンが似ているのでまだいいですが、ヤンはまるっきり別人。整形したってあんなには変わりません。

別人、ってせいもあり、どうも若き日の物語と現在の物語のつながりが、当初はまったく把握できませんでした。わかってきてからは俄然引き込まれてしまっただけに、本当に残念なところです。

とは言え、傑作であることは疑いようがありません。
入り組んだ人間関係を理解して、改めて観ることでさらに好きになってしまいそうです。
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