Macpac Vamoose（物色編）

　1歳になってズシリと重みを増しつつある我が小僧。もはや安物のおんぶヒモでのおんぶでは肩が悲鳴を上げるようになってしまい、いわゆるチャイルドキャリーってやつを物色しました。

　チャイルドキャリーって語感からは、いまいち具体的な形状が伝わってこないですよね。でも背負子っていう和語で表現すればすっきり連想できる。
　こどもを背負う道具、具体的には荷室部分にこどもを収納して背負っちゃうバックパックです。

　街であまりみかけることはないけど、ファミリーの多い難易度の低い山で山歩きしてると、お父さんが赤ちゃんをチャイルドキャリーに入れて歩いてる姿をたま～に見かけました。
　あと、スキー場でも。お父さんがやはりチャイルドキャリーにこどもを入れてスキーしてる姿はけっこう頻繁に目撃しました。

　ん～あれってどうなんだろ、ああまでして山歩きとかスキーとかしなくてもいいんじゃないの、こどもがかわいそうだよなぁ、なんてその頃は思っていたもんです。

　でも、いざ自分がパパになってしまうと、俄然アレいいなって思ってしまうから、人間って現金なもんです。

　いや、使用者のブログとか見る限りだと、案外こどもは楽しんでるみたいだし、実際うちの小僧は背負われてお出かけするの大好きだし・・・。

　ま、やってみてこどもが嫌がるようならやめればいいし、ってことで、とりあえず買ってみることにしました。

　で、探してみると、選択肢がそれほど無いんですよね。ほとんど売れてない商品だから、当然ですけどね。

　モンベルクラブの会員でもある私の脳裏には当然モンベルのチャイルドキャリア（ベビーキャリア）がまず浮かんだけれど、ちょっとコレは無骨すぎるというか、ぶっちゃけダサいかな。これで街は歩きたくない。定価12,800円とリーズナブルなのはいいんですけどね。

　で調べてみると、売れ筋はドイターの「キッドコンフォート」シリーズのよう。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと３種類、というか３ランクあって、18,000円～30,000円程度。
　使用者の評価も高いみたいだし、これにしようかな、とかなり心は傾いてたんだけど、う～ん、やっぱりコレもデザインが・・・。カタログの写真は悪くは無いけど、ブログとかでの生の写真を見ると、ちょっとイマイチな感じがしました。

　というわけで、ああでもない、こうでもない、と物色していたわけですが、ありました。好みのモノが。

　マックパックの「ポッサム」。地味な色合いですが、コレなら街中でも十分使えそうです。

　マックパックは、実は通常の山歩き用のバックパックとして以前から愛用しているんです。50リットルのパシュートというやつで、コレが丈夫で背負い心地も素晴らしくて、大のお気に入りだったりします。

　マックパックのサイトを見てみると、商品のカテゴリーが”Clothing””packs””Child　Carriers"の３つだったりします。これを見るだけでも、このメーカーがチャイルドキャリーにまじめに取り組んでる姿勢が見えますよね。

　この「ポッサム」にしよう、とほぼ決めてたんだけど、念のため本国ニュージーランド版のマックパックのサイトを見てみると、日本で販売されてる「コアラ」「ポッサム」の上位版として、「バムース（vamoose）」ってのがあるようで、心が猛烈に揺れ動きました。

　ポッサムで２万５千円くらいするものだから、上位のvamooseは３万～３万５千くらいしちゃうんだろうなと思いましたが、幸いここのところは円高傾向。特にニュージーランドドルは円に対して暴落しているので、ニュージーランドから直接取り寄せれば、２万程度で購入できちゃいます。