忍者ブログ
マイペンライがモットーです
[76]  [75]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70]  [69]  [68]  [67]  [66
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

~2007年 日本映画 MOVIX昭島にて鑑賞 ~

以前旅した「遠野」が出てくるということで何となく観ました。
大した期待もしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られてしまいました。

 いやぁ、よかったです。評価高いみたいだけど、しょせん子供映画だろ、って思いながら観てたんですが、意外にもメッセージ性が高くて驚きました。

 人智を超えた能力を持つモノが、一時はマスコミにもてはやされながらも、その力のために恐れられ、排斥されていく。
 このモチーフは、手垢のついたものではあります。映画や小説で、この手のプロットはよく目にしますし、私の場合は、中学生の頃に読んだ半村良の「岬一郎の抵抗」を連想したりします。

 この手の話を目にするたびに、人間ってアホだなぁ、マスコミってどうしようもないなぁと思ってしまいます。
 現実社会でイルカやアザラシが川に迷い込む度にバカ騒ぎしているのを見るにつけ、さらに絶望感を感じてしまったりします。

 こんなアホなマスコミと社会のおかげで、きっと現実社会にクゥが迷い込んでくれば、この物語と同じようなバカ騒ぎになってしまうことは間違いないでしょうね。

 でも、クゥを守り続けた(一時は舞い上がってたにしても)一家がステキでした。
 どこにでもいる家族で、みんな決して素晴らしい人格の持ち主ってわけでもないのだけど、だからこそ、普通の人間でも大事なものを守るためなら、ここまで頑張ることができるんだってのが上手く表現されていて、とってもよかったです。

 30代の私が不覚にもボロ泣きしてしまった子供映画です。子供が小学生くらいになったら、必ず見せてやりたいな、って思います。
PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
管理人のみ閲覧可   
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]