忍者ブログ
マイペンライがモットーです
[89]  [90]  [91]  [92]  [93]  [94]  [95]  [96]  [99]  [100]  [103
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

~2004年 日本映画 テレビ録画にて観賞~

竹内結子と中村獅童の「できちゃった婚」の報道があった後なので、ちょっとシラケ気味の気分で観始めたのですが、シラケ気分は早々にぶっ飛びました。



 徹底的に静謐な世界が描かれていて、とても好ましいのです。
自分のことを省みても、なかなかこういう静謐で穏やかな夫婦関係というのはありえないだろうと正直思いますが、だからこそこういう夫婦関係に涙してしまうのかもしれませんね。

現実のこの二人(竹内結子&中村獅童)が 「できちゃった婚」をしていることが象徴的と言っていいかもしれませんが、現実の男女関係と、この映画で描かれる男女関係は、完全に遊離しています。
まるで戦前の映画を観ているかのような錯覚すら覚える純愛映画であり、リアリズムとはかけ離れています。
しかし、そもそも「死んだ妻が生き返 る」というファンタジー映画でもあるので、この二人の純愛ぶりもファンタジーとして、素直に受け入れられるのです。

だから、手を触れる だけでドキドキしてみたり、照れ笑いをしてみたりという、「ありえない夫婦関係」をとても美しいものとして観ていられました。
竹内結子も中村獅童も、少なくともこの作品中ではとても美しかったです。

終盤でファンタジーの種明かしがされるのですが、これもなかなか秀逸。ただしエンドロールでかかるオレンジレンジの曲はカンベンです。
それまでの静謐な世界がぶち壊し。

世界の中心で何か叫んだりするより も、こういった静謐な純愛モノのほうが日本映画らしくていいのではないかと思いますす。
何か叫ぶような映画はハリウッドにまかせておけばいいのです。
PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
管理人のみ閲覧可   
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]