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3月18日、北海道の積丹岳で雪崩が発生し、スノーモービルをしていた集団が巻き込まれて4人が死亡する事故がありました。
TVでこのニュースを観ていて、まず目を疑ったのが、事故発生地点が山頂直下、35度の急斜面だったということ。それから、17台に22人が分乗するという、大人数での事故だったということ。
17台ものスノーモービルが轟音轟かせながら雪を切り裂き、山の急斜面を駆け上がる・・・。
その危険性を、誰も認識していなかったのでしょうか。
ましてやこの時期、表層雪崩が起きやすい雪面状況だったろうことは、現場を知らない私でも十分に想定できること。というか、確実に危険な状態だと推測できます。
冬山での遭難事故が起こると、マスコミやネット上では非難の嵐になるのが常。
例えば最近青森の八甲田で起きた雪崩事故でも、ツアーガイドが散々に誹謗中傷されていたものです。
こういった冬山遭難事故については、事故発生の理由と責任の所在を明確にするための検証は必要だとは思うけれども、ちょっと叩かれすぎで関係者が気の毒だと思うこともあります。
しかし、今回の事故は同情の余地はカケラもないのでは、と思えます。
亡くなった方は気の毒です。
しかし、大勢のスノーモービルで山の急斜面を駆け上がるという自殺行為に等しい行為をしている以上、自己責任の範疇でしかありません。
しかも、ビーコンやゾンデ棒、スコップも持たないとは・・・。
山を、自然を甘く見すぎていたという謗りは甘んじて受けるしかないでしょう。
しかも、今回の参加者たちは、ほとんどが中高年。
しっかりしてくれよ、と言いたいです。
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