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たまたま早起きしてしまって、やることもなく困ってしまい何気なくテレビをつけてみたところ、早朝から硬派な番組をやっていて、ついつい見入ってしまいました。
フジテレビの「週刊フジテレビ批評」。土曜日の5:30から6:00まで放送。フジテレビの放送を自己検証する番組です。
フジテレビの「週刊フジテレビ批評」。土曜日の5:30から6:00まで放送。フジテレビの放送を自己検証する番組です。
この手の番組は、当然ゴールデンの時間帯に放送されるわけもなく、はたまた深夜枠でも視聴者のニーズに適合するわけもなく、早朝枠に押し込められてしまうんでしょうね。
この日は、ゲストに映画監督の周防正行を招待。テレビと映画について語っていました。
「それでもボクはやってない」が公開中の周防監督なので、話はどうしてもテレビより映画に焦点が当たっていました。
そのなかで興味を惹かれたのが、「最近の映画はあまりに観客に親切になりすぎている。僕の映画がギリギリのラインだと思う」「テレビやアメリカ映画の親切さに観客が慣れきっている」「テレビはテロップなどが過剰で、真剣に見ている視聴者には邪魔な演出が多く、うっとおしいので僕は最近テレビを見なくなった」と語っていたところ。
我が意を得たり、と思いました。
テレビというのは、家事をしたり食事をしたりするなかで何気なく観ていることが多く、テレビ製作者側もそれに適した番組作りをしているように思えます。
でもデンと腰を据えてテレビを見てみると、出演者の音声がすべてテロップになるというのは邪魔だし(聴覚障害者には有難いことであるのは承知ですが)、CM後にCM前と同じシーンをリピートして流すというのもうっとおしい。
ドラマなんて、「なんでそんなことをいちいち発言させるんだ」と、説明過多な演出にイライラします。
テレビは日本人を白痴化したいんじゃないかとすら思えてきます。
一方で、映画もそんなテレビに慣れた観客のためにか、演出が説明的過ぎることが多いと思います。
テレビドラマで活躍した人が映画を作り、テレビ局そのものがスポンサーになっている。そんな映画が多い現状では、映画がどんどんテレビドラマ化していくのも当然のことかもしれません。
「日本映画が元気になった」と言われますが、テレビと映画がボーダーレスになってきて、映画的演出がどんどん観客に通用しなくなってきている現状を思うと、それでいいのかよと疑問を感じます。
映画ファンとして数年前から感じていたことを、周防正行が同じように感じ、テレビ局の検証番組で発言していたことが、とてもうれしく思えました。
この日は、ゲストに映画監督の周防正行を招待。テレビと映画について語っていました。
「それでもボクはやってない」が公開中の周防監督なので、話はどうしてもテレビより映画に焦点が当たっていました。
そのなかで興味を惹かれたのが、「最近の映画はあまりに観客に親切になりすぎている。僕の映画がギリギリのラインだと思う」「テレビやアメリカ映画の親切さに観客が慣れきっている」「テレビはテロップなどが過剰で、真剣に見ている視聴者には邪魔な演出が多く、うっとおしいので僕は最近テレビを見なくなった」と語っていたところ。
我が意を得たり、と思いました。
テレビというのは、家事をしたり食事をしたりするなかで何気なく観ていることが多く、テレビ製作者側もそれに適した番組作りをしているように思えます。
でもデンと腰を据えてテレビを見てみると、出演者の音声がすべてテロップになるというのは邪魔だし(聴覚障害者には有難いことであるのは承知ですが)、CM後にCM前と同じシーンをリピートして流すというのもうっとおしい。
ドラマなんて、「なんでそんなことをいちいち発言させるんだ」と、説明過多な演出にイライラします。
テレビは日本人を白痴化したいんじゃないかとすら思えてきます。
一方で、映画もそんなテレビに慣れた観客のためにか、演出が説明的過ぎることが多いと思います。
テレビドラマで活躍した人が映画を作り、テレビ局そのものがスポンサーになっている。そんな映画が多い現状では、映画がどんどんテレビドラマ化していくのも当然のことかもしれません。
「日本映画が元気になった」と言われますが、テレビと映画がボーダーレスになってきて、映画的演出がどんどん観客に通用しなくなってきている現状を思うと、それでいいのかよと疑問を感じます。
映画ファンとして数年前から感じていたことを、周防正行が同じように感じ、テレビ局の検証番組で発言していたことが、とてもうれしく思えました。
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